"osaka field trip"を監修した服部滋樹さんと蔵均さんに、
他では聞けない制作にまつわる話をじっくり調査。
大阪が誇るクリエイティブ集団「graf」の代表をつとめる服部滋樹さんと、大阪が誇る出版社「京阪神エルマガジン社」でMOOK編集室の室長をつとめる蔵均さん。ふたりは、『osaka field trip』の監修人。彼らは何を想い、どんな視点で選び、「大阪の新しい世界をみつけられる」(蔵)一冊をつくりあげたのか。じっくり調査したら、『osaka field trip』を手に持って、「人生が深まる旅」(服部)をしたいと思える話を語ってくれました。
──どんな想いを持って『osaka field trip』をつくりましたか?
服部:僕が旅をするとき、何が一番知りたいかと言ったら、そこに暮らしている人が持っている情報や、その暮らしがどういうテンションでおこなわれているか。それを早く知るというのが結構重要なポイントだと思うんやけど、なかなかガイドブックにはそういうのがなくて。大阪に関しても同じ。だから入った瞬間から大阪の暮らしの世界に引きずり込むとういか、導いてあげられたらいいよなぁという想いで作りました。
蔵:服部さんところのgrafや、家具店のTRUCKとかは、今や大阪の人だけじゃなくて東京などからも結構来られる人があるじゃないですか。でも他にも、大阪以外の人に誇れる活動をされているお店や場所があるので、それらを発信できればいいなと思っていました。
──掲載店は、どのような基準で選ばれましたか?
服部:自分たちの暮らしているフィールドを説明するには、こういうところがあった方がいいかな、という視点で選んでいて、全部僕らが胸を張って紹介できる場所や人たちです。いろんな世界やモノを見てきた人でも、これすごいよね、といえる。そういうチョイスがされていると思います。
蔵:だから服部さん達がふだん行きつけているお店も載っているんですけど、そこで暮らしている人の暮らしがわかる、これは非常に興味深いことだと思いますね。
服部:といっても、ナイトクルージングのこととか、まだまだ紹介しきれてないところがあるので、第二弾を絶対つくりたいですね。
──「暮らすように遊ぶ」ことを提案していますが、その魅力とは?
服部:たこ焼きや観光スポットといったキーワードだけを拾って旅すると、キーワードだけが思い出に残るでしょ。でも暮らしている人のようにその場を遊ぶと、思い出の作り方が変わるんです。僕は、旅を人生だと思ってるんですけど、旅をするたびに、視界が広くなり、人生が深くなっていることを実感しています。そういう経験をするには、そこでどんな人に出会って、どんな会話をするかが結構大事。その点では、『osaka field trip』に載っている店は、初めての人でもすぐに受け入れてくれて、いい情報を教えてくれる店ばっかりやと思うので、暮らすように遊べるはずです。
──この本を通して、どのような大阪のイメージを持って観光してもらいたいですか?
蔵:すごくカルチャー色の強い本になっていると思うんですよね。一般的には、大阪っていうと、おいしいもの。そうじゃなくて、こんなデザインをしているんだ、これが大阪で作られているんだ、という視点で大阪を見てもらえる画期的な一冊です。フィールドリップというのは現地調査ということですが、調査することで、大阪の新しい世界をみつけてもらえたらいいですね。


grafの服部さん

京阪神エルマガジン社の蔵さん


